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HEATECのものづくり

トライ&エラーに基づいた「すり合わせ技術」

家電品の設計では様々な要素技術を組み合わせて商品への作りこみを行います。デザイン・サイズ・材質・コスト・機能・仕様・品質・安全性・耐久性など、「あちらを立てればこちらが立たず」と言ったような、いわゆるトレードオフを解消していきながら商品設計は進みます。いわば、各要素技術の「すり合わせ技術」が、最も重要な技術になります。

商品設計の中で重要な「すり合わせ技術」。これを支えるのが長年の経験とあくなきトライ&エラーの追及です。昨今、中国製を中心に安い家電品が市場に出回っていますが、充分なすり合わせとトライ&エラーを繰り返さないと、安全性に問題が出てくることもあります。

温風機ひとつをとっても風量・熱量・温度・運転音・安全性・サイズなど、お互いに相手を制約する沢山の条件があります。これらの条件を上手にすり合わせながら最適な設計を行っていく、ここにヒーテックの技術と経験が活きています。

このページではヒーテックの壁埋込型温風機「ホットボーイ」を例に、弊社のすり合わせ技術の一例をご紹介します。

 

 

ホットボーイに活かされた数々の「すり合わせ技術」

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写真は「ホットボーイ」を正面から見たものです。ご覧のように、上の吸い込み口から吸った冷たい空気を、内部にあるヒーターで加熱して、下の吹き出し口から出すものです。今の時代、市場では様々な温風機が販売されていますが、一口に温風機といっても、色んなところにすり合わせ技術が見られます。

 

 

フィルターの取り外しにも経験則が活かされています。

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この写真は吸い込み口を拡大したものです。吸い込み口は風を吸う際にホコリも一緒に吸ってしまいますが、多量のホコリが中に入ると送風の邪魔をして風量が低下してしまいます。「ホットボーイ」では吸い込み口にフィルターを取り付け、機器内部にホコリがはいらないようにしています。フィルターは簡単に取り外しできるように設計され、お客様が簡単にお掃除できるように配慮しています。
フィルターの取り外しにも経験とすり合わせが活きています。固すぎず、ゆるすぎない、微妙な勘合具合の設定は経験の賜物です。

 

 

風量、騒音、ホコリ除去効果のバランスで決まるフィルターの精度

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写真はフィルター部を裏から写したものです。フィルターの目の細かさは、風量・運転音・ホコリ除去率とのトレードオフで決められます。あまり荒い目だとホコリを除去できませんが、細かい目だと風量が低下してしまいます。又、無理に風量をあげると運転音が大きくなります。
機能を充分発揮できる風量と音量・ホコリ除去との関係を、トライ&エラーを繰り返してこのフィルターにたどり着きました。

 

 

限られた条件のなかで均一な風量を実現

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この写真は「ホットボーイ」のカバーを外して機器内部を写したものです。上の方にある丸い部分がファンモーター、下の方の四角いところにヒーターが内蔵されています。

かたつむりのような形状のファンケースにもトライ&エラーが隠されています。局部的な過熱や温度低下を防止するためには、ファンケース内部の各所で、可能な限り均一な風量を実現することが重要です。サイズを大きくしない、運転音を大きくしない、という制限の中で風の流れを均一にする、ここにもトレードオフを解消するための技術があります。

 

 

微妙なカーブの形状は熱のこもりに配慮

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下の方にある風洞にも隠れた秘密があります。ヒーターで熱せられた温風が内部にこもらないよう風の向きを整えてあげる役割を果たしています。微妙なカーブを描きながらコンパクトに収まるような配慮がされています。又、温度が上がる部分になるため、金属部品を採用しています。更に、万一ヒーター部に指等が触れてしまわないように、保護網も設置されています。

 

 

均一な温風を生み出す工夫と安全への配慮

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この写真はヒーター部の拡大写真です。ヒーター線を網のように配置することで温風の温度が均一になるように設計しています。又、ヒーター部の上下には温度ヒューズやサーモスタットなどの安全装置が配置され、万一過熱した場合にも自動的に運転を停止して安全性を確保する役割を果たしています。ヒーターの熱量と風量が温風の温度を決定しますがこれもトレードオフの関係にあります。又、安全装置の配置や温度設定も重要な要素です。これらはある程度までは計算で求めることが可能ですが、最後はすり合わせ、経験とトライ&エラーによって決定されます。